2016年04月29日（金）

Smile ～学年の枠を超えろ～

昨日、全校で野外オリエンテーションに出かけました。
事前の全校集会で縦割りグループの確認があり、顔と名前程度は分かったものの、出発の朝はまだまだぎこちなく堅い雰囲気が見られます。１年生の表情には、ある種の緊張感。小学校では使わなかった「先輩」という言葉にも慣れておらず、この行事のイメージもないので無理もありません。上級生は上級生なりにリーダーとしての働きが求められ、それができるかどうか不安そうでした。
野外オリエンテーションは、学年それぞれの思いを持って迎える、今年度最初の全校行事です。

毎年同じようなスタートです。しかし、レクリエーションや野外炊事を経て、全ての活動が終わる頃にはその雰囲気が一変しています。１年生にはニコニコ笑顔が、上級生には安堵と達成感、プラス若干の疲労感が表れた表情に変わっています。１年生は安心して上級生と話ができるようになり、上級生も優しく自然な声かけをしています。
自然の家の先生からも「学年の枠を超えて、ここまで声かけが出来る学校はなく、素晴らしかったし感動した」というお褒めの言葉をいただきました。「Smile ～学年の壁を越えろ～」、これは生徒会執行部が中心となって立てた目当てですが、十分に達成できたと言えるのではないでしょうか。

野外オリエンテーション後のこの変容は、この行事がいかに有意義であるかを何よりも物語っています。毎年この行事で生徒同士の絆が生まれ、その後の諸活動や行事でその絆が太く、強く、確かなものになっていきます。

今年も素敵な１年になりそうです。