西中VOICE

🐝ミツバチプロジェクト活動報告 2022/5/28

大変残念なことに、分蜂してしまいました、、、。
採蜜は分蜂との闘いなのです。

①そもそも分蜂とは?
②なぜ分蜂との闘い?

①分蜂とは
ミツバチの巣分れのことで、「分封」とも書きます。
ミツバチ🐝の数が多くなりすぎると、女王蜂の出す抑制物質が行き渡らなくなり、ミツバチ🐝達は新しい女王の育児室を作り始めます。
これを王台といいます。
王台ができてから女王誕生までに約2週間かかります。
まもなく新女王誕生という頃(天気によっては誕生後)に、旧女王は巣内の約半数の働きバチとともに巣を出ます。
これが分蜂です。
巣を離れたミツバチ🐝は近くの木に女王を中心とした集団、蜂球(ほうきゅう)をつくります(写真参照)

②なぜ闘いか
その前に、ミツバチ🐝は生まれてからの日数と共に役割が異なります。
生まれてすぐの頃は掃除や育児。
次に巣作りやはちみつの熟成や警備。
そうしている間に巣の周りを飛び回って場所を覚えたり飛ぶ力を鍛えたりします。
そして生後20日くらいになると、やっと遠くまで花の蜜や花粉を集める外勤の仕事につきます。
巣箱の中では沢山のミツバチの赤ちゃんが餌を待っているわけですから、妹蜂のためにお姉さん達が、一日中飛び回って花から餌をもらってきているという訳です。

ここで分蜂が起きると、外勤蜂の多くが旧女王に付いていきます。
また、蜂蜜を持って出て行ってしまうこともあります。
つまり、群には蜂蜜を集めてくる🐝がほとんどいなくなってしまうのです。
そうなると、採蜜量に影響が出ます。
そういった理由から、なるべく分蜂が起きないように、10日前後で巣の点検をして王台を駆除する必要があるのです。

ということで、採蜜は「点検」、「巣脾回収」、「分離機」、「瓶詰め」のサイクルになります。
自然が相手なのでねらい通りにいかないことも多いですが、今年も十分な量が採れるようにしていきたいものです。





























































このページの先頭へ