西中VOICE

【言語】「税に関する作文」で,成瀬美穂さんが表彰されました‼️

中学2年生の成瀬美穂さんが,「税に関する作文」に応募した作品が,「多治見市税務連絡協議会長賞」を受賞し,本校で東濃西部納税貯蓄組合連合会会長の水野様,多治見税務署の水谷様より表彰を受けました。

 

 

 

       「幸福度の高い国」

   多治見西高等学校附属中学校

中学2年 成瀨 美穗

 昨年の十月、消費税が十パーセントに上がりました。消費税増税に反対する人の意見や、九月には、増税前にまとめ買いをする様子もニュースで見かけました。

 私は、テレビで世界一幸福度の高い国、フィンランドについて紹介されているのを見た時に、その税金の高さに驚きました。フィンランドの一般消費税は二十四パーセントと、日本の二倍以上、住民税も日本の二倍の二十パーセントです。それなのに、フィンランドではおよそ八割の人が、高い税金を払うことに納得しているそうです。

 どうしてフィンランドの人は、高い税金を払うことに納得しているのか、理由を調べてみました。すると、フィンランドをはじめとした北欧では、社会保障がとても充実している事が分かりました。

 例えば、フィンランドでは、小学校に入学する前の一年間に通学するプレスクールから、小中高、大学、大学院まで費用がかかりません。また、病院で高度治療を受けても、子供を産んでも、かかる費用は入院費だけです。他にも、公園や運動器具の多さや質の良さ、夜間を含めた除雪作業などのサービスも充実しています。

 これを知って、フィンランドの人は税に生活を守られていると実感しているから、納得して税を納めているのだと分かりました。

 それと比べると、私は、「金額が上がる」という事だけに気を取られて、納めた税がどのように使われているのかあまり気にしていなかったと思いました。

 思い出してみると、無料で利用できる警察・消防・救急、公共の図書館や公民館、ゴミ収集、道路や町の整備などには税金が使われています。他にも、私たちが学校で使っている教科書も、税金によって無償で使うことが出来ています。

 もし、私たちの生活から税がなくなってしまったら、町はゴミであふれ、道路はボロボロ、公共施設や公園も無くなってしまいます。今の便利で快適な暮らしは、税によって守られている事を改めて感じました。

 これからの日本が、より社会保障が充実した、安心して過ごせる幸福度の高い国になることを願いながら、今日からまた、消費税を納めていきたいです。





























































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