西中VOICE

スピーチで磨く言語力

西中では、毎日の朝のSHR(ショートホームルーム:朝の会)で、日直が1分間スピーチを行います。

また、始業式や終業式などの集会のときには全校生徒の前で各学年数名ずつが当番で生徒スピーチを行います。

スピーチを行うといっても、最初から人前で上手なスピーチをするのはなかなか難しいものですよね。

私が担任している2年生でも、朝の1分間スピーチや集会での生徒スピーチで、何をどう話したら良いのか、何をテーマに話せば良いのか手探り状態といった様子が続いていました。

そんなとき、一人の生徒が新聞の記事から「日本の出生率の減少」について素晴らしい1分間スピーチをしてくれました。

そこから流れが変わったのです。

どの生徒もあらかじめきちんと原稿を書いてくるようになり、スピーチのテーマも「新聞で読んだこと」、「ニュースから考えたこと」、「部活動で感じたこと」などバラエティーに富むようになってきました。

また、内容も深く考えさせられるものが増えてきました。

原稿を用意してみるとわかるのですが、話したい内容と伝えたい内容を1分間でまとめるというのは意外と難しいものです。

言い過ぎると長くなるし、言わなさすぎると伝わらない。

たった1分話すためだけに、その何十倍もの努力を重ねてスピーチを迎える生徒達。

その思考と試行と努力の結晶が生徒達の言語力を磨き上げています。

(教員OK)





























































このページの先頭へ