西中VOICE

もの作り

西中では2年時に理科探究の時間があります。前期は個人テーマに沿って、一人一人が実験や観察を進めていきました。実験を始めるときにはまずは実験器具を使って実験をやってみる、観察することから始まります。すると、従来の実験器具では自分が調べたいテーマが調べにくい所が出てきます。例えば、スーパーボールの跳ね方。「形の違いによって跳ね方は変わるんだろうか?」色々な形のスーパーボールを探してみる。実験して比較してみる。「どうも形と跳ね方はこんな関係がありそうだな」と仮説を立ててみる。じゃあ、それを確かめる方法は、材料は・・・と探してみるが、見当たらない。『だったら作ってみよう』オリジナルの物づくりのスタートである。不便さ、不都合さをどうしたら解消できるか、そこからまた新しい物が生まれてくる。

私が担任している一年生には、理科が好きな子が多い。ある子の日記には、定期的に日常で感じる疑問や仮説が並ぶ。

ウズラの卵彼は今、鳥の卵をふ化させることに興味を持っている。最初は身近なウズラ。市販のウズラの卵の中に、たまに有精卵が混ざっていると聞いたらしく、それをあたためてみた。案の定、失敗。いろいろ調べてみると、どうやらカルガモの卵が良いらしい。調達してみた。孵卵器について調べてみた。電気あんかを買った。湿度や温度を測る器具も必要だ・・・。という具合に、彼オリジナルの孵卵器を作成中。探究心が着々と成長中。彼の卵のふ化も、彼自身の成長もとても楽しみにしている。               (教員KY)





























































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