西中VOICE

みんなの思いが実を結んだ体育祭

10月10日、好天の下体育祭が行われました。

練習に割ける時間は多くない中、密度の濃い練習にしようと呼びかけ合って頑張ってきたその成果を出す日。

開会式の前には始まるのが楽しみで何だか笑いが止まらない!と言っていた子もいました。

準備や競技中にハプニングもあったものの、カバーし合って進めることができました。この日に向けて全校で共に頑張ってきた成果の一つだと思います。

体育委員が春からシミュレーションを重ねて作り上げたオリジナルの種目は、「キックセンベイ」など種目名同様にユニークなもので、みんなが全力で、また、楽しみながら種目にのぞんでいる様子が見られました。

各クラスが紅軍・青軍に分かれて行われる体育祭の中で、唯一クラスでのぞむ8ジャン(長縄)。朝、昼休み、放課後にも時間を捻出してリーダーたちが練習の音頭をとり、クラスでも一つになって頑張ろうと働きかけてきました。これまでの最高回数を記録できたクラスもありました。

午後の部の応援合戦。応援団員のメンバーのこの戦いにかける思いは並大抵のものではありませんでした。「出せる力はこんなものなのか」と、練習中軍に向かって叫ぶ姿。枯れた声、血豆のできた手。限界を超えて頑張ってきました。応援団員ではない仲間たちもそんな思いを共有していました。練習のはじめからパワー全快で周りを引っ張るように声を出していた子、練習の度に徐々に口の開き方が大きくなっていった子。どうしたら応援で大きな声が出せるのか、調べてスピーチで発表していた子。それぞれが懸命でした。

ピンとはりつめた空気の中、紅軍も青軍もこれまでで一番の声を出し、勝つぞという一心でがむしゃらな姿を見せてくれました。競技も応援も最後まで勝敗のわからない接戦でした。

閉会式では実行委員長がこのメンバーだからできた、ついてきてくれてありがとうと言っていましたが、団結できたのはこのリーダーについていきたい、と思う働きぶりだったからこそです。

名残を惜しみつつ終わった平成27年度体育祭。閉会式の後の解団式では嬉しさも悔しさもあらわにして自分の思いを語る応援団のメンバーたち。思いが溢れ出るほど真剣にのぞんだ体育祭は、きっと後から振り返った時に「良い体育祭だったな」と思えるものになったと思います。

グラウンドを後にする前に、同じクラスの一人一人の仲間に「ありがとう」と声をかけながらメッセージを渡している応援団員たちや、先生方や先輩たちにお礼を言いに行く応援団員たちがいました。頑張りを支えてくれた人に感謝する気持ちを大切にする姿に心があたたかくなりました。

「来年も応援団になりたいです!」と言った1・2年生の団員たちもいたそうです。今年の体育祭は終わっても、この体育祭にかけた全員の思いはまた次の年に引き継がれていくでしょう。また、普段の学校生活でも体育祭を通して得たものが活かされたら、と期待しています。

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