西中VOICE

【言語】生徒スピーチ(夏休み後の集会)その①『普通とは』

先日行われた夏休み後の集会で発表された生徒スピーチを紹介します。

 

『普通とは』

 

中1 成瀬さん <脇之島小学校出身>

みなさんは自分にとっては普通だ、当たり前だと思っていた事が、周りの人と違っていて驚いた事はありませんか 。

  普通という言葉を辞書で調べてみると、「他と変わっていないこと。珍しくないこと。ごく当たり前であること。また、そのさま。」という説明がのっていました。

ですが普通とは、自分以外の人にとっても普通なのでしょうか。

  私は社会の授業で、世界の色々な国や地域について勉強する中で、インドの人々の生活にとても驚きました。

  インドではヒンドゥー教徒が多く、ヒンドゥー教では牛は神聖な生き物とされ閉じ込めておいたり食べたりする事が禁止されています。そのため、街の中では牛が道を歩きそれを人や車が避けていきます。

  日本では、道で動物を見かける事も少なく、牛のような大きな動物が街の中を歩き回る事は考えられません。私達の普段の生活ではあり得ないことが、インドでは当たり前の光景である事に驚きました。

また、食事の場面でも、私は手で食べることは行儀が悪いと教えられてきたけれどインドでは、日常的に手を使って食事をしています。

自分では当たり前だと思っていた事も、国や地域が違えば違った日常がある事を知りました。

 このような価値観や習慣の違いはもっと身近な人間関係にも言えると思います。趣味や得意・不得意など人それぞれ個性があったり、各家庭で生活に違いがあったりすると思います。例えば私は、本を読むことが好きなので、普段から図書館に行ったり読書をしたりしていますが、友達には、本を読むことよりも外に出て体を動かすことの方が好きだと言う人もいます。

  私は、価値観の違いに気づき、新しい考え方を取り入れることで、新しい価値観や考え方が見えてくると思います。

一つの価値観にとらわれず、多角的に物事を考えられるようになる事で、人間関係をより良くしたり、自分の考えを深められるようにしたいです。

 

 

*様々な見方や価値観を知るために勉強しているですね。成瀬さんは知識だけ留まらず、しっかり自分の身に置きかえて考え、実感できています。すごいですね。





























































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