西中VOICE

ポプラ並木

通用門を抜けて校舎まで続く道にポプラの並木があります。

多治見西高等学校の前身、菫女子高等学校が今の場所に移転したのが1958(昭和33)年。田畑が広がるその地がようやく学校らしくなってきた1960年代後半、まだまだか細いポプラが一列に植えられたようです。ポプラの成長は大変早く、本校が多治見西高等学校と名称変更する頃には立派な大木に成長していました。

春の訪れとともに新芽が芽吹き、夏に向かって大きな大きな葉っぱを枝いっぱいにまとう。肌寒さを感じる頃には惜しげもなくすべての葉を落とし、寒々とした枝だけの姿をさらす。四季折々の姿が印象的でした。落ち葉をいっぱい集めてみんなで作った焼き芋、そんな思い出をお持ちの卒業生もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

これまで枝の伐採を行うなど安全対策はしてきましたが、何の前触れもなく倒れていたことがありました。幸い休日でしたので、けが人はありませんでした。しかし、これだけの大木です。全ての木で倒木を防ぐ妙案もなく、『安全性を最優先』して伐採することになりました。

今日、ポプラは伐採されました。残念ですが、倒木の危険があり、やむを得ない決断でした。惜しまれつつ半世紀におよぶ幕を閉じました。





























































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